シュワシュワセオリー

人狼殺のセオリーや名探偵コナンの真相推理がメインの推理ブログ

羽田浩司事件の真相推理その2 ~ 黒田兵衛が追っているそのホシ~

 
 
 

羽田浩司事件を回想している黒田の目的とは・・・?

 

またまたお久しぶりです

シュワシュワセオリーのブログマスターパレントです

 

RUM編において重要だと位置づけられる「羽田浩司事件」

以前の真相推理に続いて以前から書く予定だった「羽田浩司事件の補足」ですが

「真相その2」として引き続き書いていきたいと思います

 

「羽田浩司事件の真相推理」は以前にUPしているので

そちらを読んでからこちらのその2を読むと分かり易いと思います

 

もっと分かり易く丁寧に書いた方が良さそうだな、と近頃感じているので

順を追って丁寧に推理していきます

 

☆まだ自分で推理したい、という方はぜひご注意下さい

2020/04/29  追記・更新

 

 

 

黒田兵衛の回想と若狭留美との関係性

 

真相推理その2と題して「黒田と羽田浩司事件の関係性」を推理していきたいと思います

黒田兵衛もまた何らかの形で羽田浩司事件に関係した人物

 

「黒田兵衛は一体羽田浩司事件に関して何を知りどの様に考えているのか」

 

この辺を黒田兵衛が羽田浩司事件に関係しているとされる描写から

探っていこうと思います

 

黒田兵衛が羽田浩司事件に関する回想をしたのは

若狭留美がプロゴルファーが犯人の事件で登場した「燃えるテントの怪」の回

 

ここで黒田兵衛が羽田浩司事件を回想する描写があります

そこで明らかになっている描写の内容をまとめてみましょう

・羽田浩司の遺体を直接見ている

・「天才棋士の 謎の死」というタイトルを

おそらくパソコンで見ている(ブラウザのタブの様なものが見える)

・若狭留美の顔

・携帯で「ゲスゴルファー撃退!!」の記事を見ている

黒田の描写をじっくり丁寧に見ていくとこれら4つの描写された内容が伺えます

これら1つ1つに関して丁寧に推論を立てていきます

 

・羽田浩司の遺体を直接見ている

おそらくこれはモニターの中や新聞の紙面上という表現がないので

黒田が羽田浩司事件の現場で羽田浩司の遺体を直接見た

という可能性が最も高い、と考えられます

 

 次に

・「天才棋士 謎の死」というタイトルの記事をパソコンで見ている

 この描写の輪郭はおそらく「ノートパソコンの様な形」に見えます

 上の方には「ブラウザのタブ」らしきものがあり

ノートパソコンのブラウザ上で羽田浩司事件の記事を見ていると受け取れます

実際、この回想の前後で黒田の部屋の机の上にはノートパソコンがあるので

「黒田の部屋にあるノートパソコンで羽田浩司事件の記事を見ていた」

この仮説の妥当性が証明できます

 

そして先に4番目の

・携帯で「ゲスゴルファー撃退!!」の記事を見ている

これは「白い手の女」回で若狭留美が犯人のゴルファーを撃退し

マスコミに写真を撮られた際の描写

上の方には携帯電話のモニターに見られる「電池やその他のアイコン」

らしきものが写っているので

おそらく携帯電話でこの記事を見た可能性が高いと考えられます

 

 最後は3番目の

・若狭留美の顔

プロゴルファー事件の時の服装をした若狭留美の顔を思い浮かんでいます

ここで3つ目と4つ目の描写を見比べてみると

黒田が思い浮かんでいる若狭留美の服装と

4番目の「ゴルファー撃退の記事」の若狭留美の服装が全く同じである事が読み取れます

 

しかし3つ目と4つ目の違いは

「近くで見た時の描写と記事を見た描写」

この違いが存在している事が読み取れます

仮に記事を見てのみ若狭留美を思い浮かんだとしたら

「間近で直接見た様な3つ目の若狭留美の顔と表情は浮かんでこない」ことが分かります

記事を見ただけではここまで間近でリアルな若狭留美の表情は出てこないですからね

つまりここから分かる事があります

 

A プロゴルファー事件の時の若狭留美の服装と

  間近で見た様に見える若狭留美の服装が全く同じである

B 間近で見た様に見える若狭留美の顔と

  プロゴルファー事件の若狭留美の記事を両方回想している

 

このAとBを照らし合わせると

黒田兵衛があのプロゴルファーの事件が起きた日

事件の直前に若狭留美接触していた

 この伏せられた二人の関係の真相が導き出せます

つまり「黒田は若狭に直接会ってもいて、その後犯人撃退の記事もチェックしていた

黒田が会った間近の若狭はプロゴルファー事件の時の若狭の服装と全く同じ」

この事から上記の真相が確実に導き出せます

そう考えれば「燃えるテントの怪」回での黒田と若狭がお互いに見知った存在である様な描写

も理解できます

 黒田の回想において左半分、若狭留美に関する回想の真相

これは読み解く事が出来ました

 

黒田兵衛と羽田浩司の関係性

 

そして今度は右半分「黒田と羽田浩司の関係性」について推理していきたいと思います

黒田と羽田浩司の関係性を読み解くポイントは上でも挙げた通り

・羽田浩司の遺体を直接見ている

・「天才棋士 謎の死」というタイトルの記事をパソコンで見ている

この2つになってくると考えられますね

 

再び1つ1つ見ていくと

・羽田浩司の遺体を直接見ている

これは前述の「間近で見た様な若狭留美の顔」と描かれ方が同じで

パソコンだったり携帯だったり何らかの機械を使って見ている描写とは

「異なった描写がなされている」ことは読み解けると思います

仮に羽田浩司の遺体をノートパソコンや携帯で見ているなら

「ブラウザのタブや携帯上部のアイコンなどが描写されているはず」と考えられるからです

しかし羽田浩司の遺体の回想はその周辺にそれらの描写がなされていません

これはつまり

「若狭留美の顔と同じくして黒田兵衛がその目で直接見たことを思い出している」

と考えられます

つまりこの推論から答えを導き出すと

黒田兵衛は羽田浩司事件の現場に行き

羽田浩司の遺体をその目で見ていた

この真相が見えてきます

 黒田兵衛は羽田浩司事件の現場に居て羽田浩司の遺体を見ていた

 推論からこの可能性の高い真相を導き出すことが出来ました

次に羽田浩司の遺体に関して深く迫っていきたいと思います

 

 羽田浩司の遺体の謎と真相

 

「 黒田兵衛が羽田浩司の遺体を現場に居てその目で見たことを回想している」

この事は可能性の高い推論として出しました

 しかし羽田浩司の遺体を回想しているのは黒田兵衛だけではありません

 黒田と同じくして羽田浩司の遺体を回想している人物がいます

それは

若狭 留美

彼女もまた「山菜取り」と「幸運のお守り」回で羽田浩司の遺体を回想しています

そのそれぞれの描写をまとめていきたいと思います

「山菜採り」回

・羽田浩司の遺体を回想

羽田浩司の口から血が流れている

「幸運のお守り」回

・羽田浩司事件を回想

羽田浩司と対面して話していてその後羽田浩司が倒れる

倒れた羽田浩司の口から血が流れている

 

若狭留美は2度羽田浩司の遺体を回想していて

「山菜採り」回では血の匂いに反応して羽田浩司の遺体を回想して

「幸運のお守り」回では羽田浩司との会話を回想し

その直後羽田浩司が倒れその口から血を流していることが読み取れます

 

何度も描かれる羽田浩司の遺体は何を意味しているのでしょうか!?

 ここから「全ての羽田浩司の遺体の描写を照合して」推論を立てていきたいと思います

 

ここまでに触れてきた「羽田浩司の遺体の描写は3つ存在」します

黒田兵衛の回想に若狭留美の2度の回想

そこから読み取れるものは何かないのか

黒田と若狭の羽田浩司の遺体の回想を比較・照合していきます

 

まず若狭の回想で倒れた羽田浩司の口から血が流れていることには触れました

次に黒田兵衛の回想の羽田浩司の遺体を見てみましょう

すると「羽田浩司の真相推理」でも触れたとおり

黒田兵衛が現場で見た羽田浩司の遺体の口からは血が流れていない

ことが読み取れます

これはどういうことなのか、推論を立てて考えていきます

「幸運のお守り」回における若狭留美の羽田浩司との会話の後に

羽田浩司が倒れ、倒れた羽田浩司の口から血が流れていることは読み取れます

一方黒田が羽田浩司の現場で見た遺体となった羽田浩司の口からは血が流れていない

 

ここから読み解ける真相は

羽田浩司殺害における時系列の前後を指し示している

ということである、と分かります

 

時系列の順番で言えば

「幸運のお守り」回の若狭留美の回想では羽田浩司はまだ生きていた

若狭留美と羽田浩司の会話のやり取りの後に羽田浩司は倒れ、その口から血を流した

これらの描写から

倒れた羽田浩司が口から血を流しているのは羽田浩司が遺体となる前である

と考えられます

一方黒田兵衛の回想は「口から血を流していない羽田浩司の遺体」であった

 

この描写を照合して時系列に沿って並べてみると

 

若狭留美の回想で羽田浩司と会話

        

羽田浩司が倒れ、口から血を流している

        

黒田兵衛が口から血が流れていない羽田浩司の遺体を回想

 

時系列で見るとこの流れになることが導き出せます

仮に黒田兵衛の回想の口から血が流れていない羽田浩司が最初であれば

若狭留美の回想で羽田浩司が生存していることが矛盾してきます

「若狭留美の回想で羽田浩司の生存と倒れた際口から血を流している」

この2つが紐付けられていることから

羽田浩司が倒れた時系列は若狭留美と会話していたシーンの後である

この事が確実に言えます

 

ここからさらに分かることがあります、それは

黒田が羽田浩司の遺体を直接見ていたのは羽田浩司事件の事件後だった

この事も確実に言えてきます

おそらくアメリカの警察が投入された時点で

黒田兵衛は羽田浩司の遺体を目にしたのではないか

おおよそ事後における回想だった、という事が見えてきます

 

羽田浩司の遺体の謎はそれぞれの人物が持つ情報において

時系列の前後の違いを指し示していた

 これが羽田浩司の遺体の謎の真相だった、この結論に辿り着きました

しかしまだ羽田浩司事件については謎が残っています

ここからはさらに推論を立てて迫っていきたいと思います

 

アマンダと羽田浩司を殺害した人物は

 

ここからは補足になりますがアマンダと羽田浩司を殺害した人物について

考えられること、について少しだけ書いていきたいと思います

もちろんアマンダと羽田浩司をそれぞれ誰が殺害したかは

「羽田浩司事件の真相推理」で推理済みですし、変えるつもりはありません

ですがその事についてまだ書いていなかったことを伏せったーにて先日呟きました

@palent_lineさんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)

羽田浩司事件の鍵(だれでも)

アマンダの部屋は荒れず羽田浩司の部屋は大荒れ、その殺害方法が
異なっている事は見て取れる
つまり、『アマンダと羽田浩司はそれぞれ全く別の人物が殺害した』という事
羽田浩司事件に殺人犯は2人存在する

 

 これです

アマンダと羽田浩司の殺害において「犯行のやり方・手口が全く異なっている」

ことが読み取れます

アマンダの殺害に関しては「全く部屋が荒れされていない」のに対して

羽田浩司の殺害に関しては「組織のやり方とは思えないほど部屋が荒らされていた」

これはそのまま単純に考えても

アマンダは組織に関する人物が殺害し

羽田浩司は組織ではない人物、あるいは元組織の人物が殺害した

アマンダと羽田浩司はそれぞれ別の人物が殺害した

羽田浩司事件において少なくとも殺人犯は2人以上存在する!!

これらのことが読み解けます

以前の記事「羽田浩司事件の真相推理」では読者の方は分かっているのかなと

思ってあえて触れませんでしたが分かり易くする為にここで載せておきます

これらの推論と描写からいよいよ最終結論に向かいたいと思います

 

 黒田は羽田浩司事件で誰を追っている!?

 

さて、ここまで羽田浩司事件に関する2人の回想と

羽田浩司の遺体の謎と真相

さらに羽田浩司事件には殺人犯が二人以上いる

これらについて推論を立て結論を導き出してきました

そしていよいよ最後にこれら全てを結び合わせて最終結論としたいと思います

 

黒田兵衛は羽田浩司を殺害した人物として誰を追っているのか!?

その鍵となるのがこれまで1つ1つ描写を読み解こうとしてきた先程の

黒田兵衛の羽田浩司事件の回想

です

 

黒田はプロゴルファー事件の若狭留美と羽田浩司の遺体と記事を

同時に回想していました

1つのコマに若狭留美に関する回想と羽田浩司に関する回想が共在している

これはつまり

黒田兵衛は若狭留美と羽田浩司を殺害した人物を繋ぎ合わせて考えている

という構造の描写であることが読み取れます

黒田兵衛の右肩上に「若狭留美に関する回想」

左肩上に「羽田浩司に関する回想」、それらを一つに結び付けて回想している

つまり

黒田兵衛は羽田浩司を殺害したホシは

若狭留美であると結論付けて捜査している

この真相に辿り着くことができます

 

加えて「羽田浩司事件の真相推理」ではパレントは

「若狭留美=浅香」であると推理していたので

黒田兵衛が追っている羽田浩司を殺害したホシは

浅香=若狭留美である

 

この最終的な結論に辿り着きました(※1)

そしてこの結論に関しての脚注1の内容から

黒田が追っているホシはほぼ間違いなく若狭留美だが

すぐに逮捕には動かずに泳がせている

 と読み解くことができます

そしてなぜ黒田兵衛が若狭留美の逮捕にすぐには動かずに

泳がせているのかといえば

羽田浩司事件のホンボシとも言える

組織のNo.2であるRUM

ここなのではないか、と考えられます

 

 羽田浩司事件に関する大きな事実がいよいよ見えてきましたね

「羽田浩司事件の真相」と照らし合わせても全く同じ結論に辿り着くことができました

羽田浩司を殺害した人物は羽田浩司が倒れる直前まで

話していた若狭留美である

この妥当性・整合性のある結論を導き出すことが出来ました

黒田兵衛は浅香=若狭留美を羽田浩司を殺害したホシとして追っていたのです

 

雑感・まとめ

 

 いかがでしたでしょうか

黒田と若狭、二人の回想とその描写から

羽田浩司の遺体の謎と真相

黒田が羽田浩司を殺害した人物として追っているホシに辿り着くことができました

いや~驚きましたね

黒田兵衛も若狭留美を追っていたなんて

連載中の名探偵コナンはまさにそんな内容になっていますから

非常に楽しみな展開ですね

意外とこの黒田・若狭の回想に関する内容が長くなったので

「羽田浩司事件の真相推理その3」が出てくることになりそうです

分かり易く長めに書いてみましたがこのスタイルが続くかどうかは分かりませんが

理解し易く伝わっていると嬉しい限りです

引き続き描写やセリフ、回想などからRUM編を推理していきましょう~

それではまたお会いしましょう~パレントでした

 

 

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脚注

※1・・・ここまでの推理の過程で

「黒田兵衛は羽田浩司を殺害したホシは

若狭留美であると結論付けて捜査している」と結論を導きましたが

この推理で本当に合っているのかどうか検証してみたいと思います

仮説を立てて推理を出した後に検証と照合を行ってこそ

『精度・確度の高い推論』となります

 

本当に

「黒田兵衛は羽田浩司を殺害したホシは

若狭留美であると結論付けて捜査している」

と考えているのか、この推理を検証してストーリーの流れと照合していきます

 

舞台は再び「燃えるテントの怪」回

大学生が休憩を取っていたテントが燃えてしまいます

するとその傍のテントから黒田兵衛が現れて

コナンのクラスの副担任である若狭留美にこう話しかけます

「警察を呼ぶとしよう、よろしいか?若狭先生」

と若狭留美にわざわざ確認を取っています

警察庁の人物である黒田兵衛が警察を呼ぶことに

確認を取る必要は本来ならありません

しかし若狭留美に警察を呼んでもいいかどうか

確認を取った、ということは

『黒田兵衛は若狭留美が警察に対して

何か後ろめたいことがあると考えている』

と考えられますね

だから「警察を呼んでいいのか若狭留美に確認をとった」と言えます

そしてその黒田が考える「若狭が警察に対して後ろめたいもの」が

何なのかと言えば

「黒田兵衛の羽田浩司事件の回想における若狭留美と羽田浩司の関わり」

という事が自然と考えられます

黒田は回想で「若狭留美と羽田浩司の関わりに事件性がある」

と考えているからこそ若狭留美に警察を呼んでいいか確認を取った

これで隠れていたセリフ・行動の意味と合わせて

前後が的確に繋がりましたね

これで黒田兵衛が追っているホシの推理の証明がされた、という事になります

 

こうやって推理は「仮説→推理→検証・照合→証明」

これらの幾つものフェーズを通すことによって

精度の高い、確度の高い推理とする事が出来ます