シュワシュワセオリー

人狼殺のセオリーや名探偵コナンの真相推理がメインの推理ブログ

羽田浩司事件の真相推理 ~ エンジェルの気づいた想いと決意 ~

 
 
 

 

今回の本編推理は『羽田浩司事件の真相考察』を書いていきます

いよいよこのブログも『RUM手掛かり編」のクライマックスそして

「RUM候補推理編」に突入します

色々分けて記事にしようと思ったのですが

やはり1つに繋げて書いた方が理解し易いと思ったのでこの形にしました

読者の皆さんは「羽田浩司事件の真相」、もう辿り着きましたか?

パレントが羽田浩司事件の謎を1つ1つ手解きをしていきます

[更新]

考察脚注を付け加えました、記事の一番下に色を分けて追記しています

 

 

この考察は僕がこブログで一番最初に書いた記事

名探偵コナンの新考察 ~若狭先生の正体~」を軸に展開していくので

まだお読みでない方はそちらを先に読んで頂くと

考察内容が具体的に入ってくるかもしれません

palent.hatenablog.com

 

それでは羽田浩司事件の真相考察、やっていきたいと思います・・・!

 

 

 17年前に起きた羽田浩司事件の概要

 

 遡るのは17年前、当時将棋の四冠王の羽田浩司は

趣味のチェスに参加するため渡米しました

その大会前夜、宿泊していたホテルの部屋で

何者かに襲われて死亡した謎の多い事件です

 

まずは17年前の羽田浩司事件の当時の情報について見ていきましょう

羽田浩司事件の事件当時の情報

 事件後の部屋はかなり荒らされていて

 殺される際に羽田の痕も残って入るが直接の死因は不明

 

同じく浩司の大ファンで交流のあった

アメリカの資産家アマンダ・ヒューズも

同日同じホテルの別の部屋で亡くなっていた

アマンダ・ヒューズの死因も分かっていない

羽田浩司の部屋とは違い、アマンダの部屋は

荒らされたりもなく何事もなかったかのように

荒らされた形跡も証拠もなかった

 

アマンダが帯同させていたボディーガードが姿を消していることから

アマンダが「浅香」と呼んでいたボディーガード

最重要容疑者として行方を追っているが

その消息は未だ掴めていない

 

といった情報が出ています、そして

その詳細を見たコナンが灰原に

「浅香」という事件に関する人物や両親の事故について聞きます

事件の関係者『浅香』の人物像と起きてしまった宮野夫妻の事故に関する内容

コナン「おい?浅香って奴知ってんじゃないのか?」

灰原「さあ・・・聞いた事ないけど・・・羽田浩司の死因が不明って事や

   APTX4869を飲まされた人物リストに

   彼の名前があったとなると

   その浅香って人は組織の一員の可能性が高いわね」

 

コナン「それによ・・・オレが飲まされたあの薬が

    17年前にもうあったって事は、お前今何歳だ?」

灰原「失礼ねぇ・・・言ったでしょ?18歳って・・・

   多分その薬は私の父と母が作った薬

   私は焼け残った資料をかき集めて

   その薬を復活させただけだから・・・」

コナン「焼け残った?」

灰原「父と母の研究所が火事になって

   薬の資料と一緒に2人とも焼死したのよ・・・

   組織の人たちからは不運な事故だったと

   聞かされていたけど・・・」

 

 そして事件に関する会話はこう続きます・・・

羽田浩司事件当日の現場の詳細な情報

阿笠「しかし何で日本の将棋指しが彼らに

   殺されなきゃならんのじゃ?」

灰原「組織にとって邪魔になったその資産家が    

   殺される所を偶然目撃してしまったとかなんじゃない?        アマンダはFBIやCIAにも顔が利く人物だったらしいし・・・」

コナン「アマンダが羽田浩司の部屋を一度訪れたのは

    確かなようだしな・・・彼の部屋のドアノブや

    ソファーやティーカップや皿やフォークなどに

    アマンダの指紋が付いてたみたいだぜ?

 

コナン「洗面所の蛇口の水も出しっ放しだったって書いてある」

 

 簡単な事件の概要から

浅香とAPTX4869の開発者と宮野夫妻の事故の話

事件当日の現場の考察情報まで詳細に見えてきました

 

これだけの情報じゃ何も分からないとほとんどの読者が思っていそうですが

それが分かるんですよね~!

 詳しく説明・推理を展開していきましょう・・・!

 

事件当時の情報から考察して辿り着く羽田浩司事件の真相

 

 まず死因が不明とされる羽田浩司とアマンダ・ヒューズの死

この両者の死はおそらく幼児化の効果で知られている

APTX4869であると考えられます

 え、なんで?と思われる方もいるでしょうか

その鍵は「名探偵コナンの1巻」にあります

主人公工藤新一が事件を追って組織のメンバーに見つかり

ある薬「APTX4869」を

試験管のような容器に入った水か何かの液体(飲料用液体物)と

一緒に飲まされる時に組織のメンバージンはこう言います

ジン「フフフ・・・なにしろ死体から毒が検出されない

   完全犯罪が可能なシロモノだ!

   まだ人間には試した事がない試作品らしいがな・・・」

 

 これこそまさしく羽田浩司事件において羽田浩司とアマンダ・ヒューズが

死亡した際の状況と完全に一致してきます

工藤新一に飲ませた薬も羽田浩司が服用した薬もAPTX4869とされている

羽田浩司の部屋は荒らされていた形跡がありましたが

アマンダが亡くなっていた部屋には荒らされた跡も証拠も何もなかった

そして何より二人の死因が不明で毒物も検出されなかった

 

これらの状況証拠から

羽田浩司とアマンダ・ヒューズはAPTX4869を飲まされて殺害された・・・!

 というこの限られた状況と事件の概要、証拠から

隠された裏の事件の真相が見えてきます

 

 そしてそれだけではありません

もっとより詳細な事件の真相が見えてきます

ここからが僕が推理により辿り着いた羽田浩司事件の真相です

 

まず羽田浩司の部屋にアマンダが一度訪れたことは事件の情報により

明らかにされています

そしてアマンダは羽田浩司の大ファンだった・・・

アマンダが羽田浩司の部屋に招待されたであろうことが分かります

そしてその際に彼の部屋のドアノブやソファー

ティーカップや皿やフォークなどにアマンダの指紋が付いていた事が

明らかになっています

 

アマンダはAPTX4869を飲まされて亡くなった・・・だとすれば

それはいつどんな状況でAPTX4869を飲まされたのか?

そこがアマンダの死亡の経緯について重要になってきます

それが・・・アマンダが羽田浩司の部屋でアフタヌーンティー

あるいはティータイムをくつろいでいたこと

彼の部屋のソファー・ティーカップ・皿・フォークなどに

アマンダの指紋が付いていた事

 これらの事件に関する情報が真相を推理する上で重要になってきます

 

先ほどの工藤新一がAPTX4869をジンに飲まされた経緯を

振り返ってみましょう

ある薬「APTX4869」を水か何かの液体と一緒に飲まされる

そうです、薬は何でもそうですが基本水や飲み物と一緒に飲むのが普通です

そうでなければ薬の効果が正常に発揮しきれないことも考えられます

ですからこのことから真相を掴む一筋の糸が見えてきます・・・!

 

一筋の糸を手繰り寄せて見えた羽田浩司の部屋で起きた事件の真相

それは・・・

アマンダは羽田浩司の部屋でお茶をしている時に

APTX4869を飲まされ殺害された・・・!

 

羽田浩司は自分のことを大ファンだと応援してくれる

何かしらの関係である程度の付き合いがあるアマンダを部屋に招き入れ

アフタヌーンティーにでも誘った時に

おそらくティーカップに何かのタイミングでAPTX4869を投入したのでしょう

「アマンダが羽田浩司の大ファンであるなら部屋を訪れた際警戒心も緩みます」

紅茶と一緒に飲めば薬に気付くこともありません(※6)

そして羽田浩司との会話を交えた束の間のティータイムを終えたアマンダは

自分の部屋に帰りその部屋で抵抗することもなく亡くなってしまった・・・(※1)

こう考えられるのです

 

 

つまり

事件当時、アマンダ殺害の犯行が可能な人物で

アマンダ・ヒューズを殺害した人物は・・・

『四冠棋士羽田浩司』・・・!!!

となります

 

アマンダ・ヒューズを殺害した人物は17年前事件当時

時を同じくして亡くなった羽田浩司その人だった・・・

 

ともなれば羽田浩司は誰に殺されたのか・・・!?ここが気になってきます

そこで関わってくるのが

アマンダ・ヒューズのボディガードをしていた『浅香』なる人物・・・!

アマンダが自分の部屋に帰って毒により死亡したとなれば

ボディーガードとの連絡もつきません、アマンダの部屋を訪れ

異変を知った浅香は当然アマンダが羽田の大ファンで羽田浩司の部屋で

お茶をしながら歓談していたことは当然知っていたと思われます

雇い主が常にどこにいてどのような行動をしているか、それを把握しているのが

ボディーガードという役職ですからね

すると瞬時に察した浅香は羽田浩司の部屋を訪れます・・・!

 

その羽田浩司の部屋を訪れた際の経緯が回想となって描かれたのが

 「幸運の御守り」回

この回で若狭は17年前の羽田浩司事件を記憶を辿り回想します・・・

 

ただ事件を考えているだけでは

若狭先生が17年前の事件を思い出すには至りません

17年前をもう一度思い出すきっかけ・トリガーとなったのが

キャンプ回で出会った・・・黒田兵衛その人

 

僕はTwitter

秘密の部屋風に言えば

コナン「若狭先生はあの時黒田さんを通して何かを見たんだ・・何かをね」ってなる

「若狭先生は黒田自身に何かを感じたわけではない」んだよねこれがここの行間くらい読めるよなあそういうこと

 

 と最近呟いていました、

この呟きで若狭先生が黒田兵衛と出会ったことが17年前の事件を

回想するきっかけであることをオブラートに指しています

 

 それは若狭先生は黒田とキャンプ回で会ったこと

黒田兵衛の姿・・・誰かに似てませんか?

そう・・・両者ともメガネを掛けているところが同じ人物です

印象的なメガネの男性・・・この黒田と

会った事をきっかけに若狭先生は17年前を思い出し始めます

若狭先生にとって羽田浩司は忘れることもできない17年前の事件の印象的な人物

若狭留美は黒田兵衛の姿に『羽田浩司』の姿を重ねていた・・・

 彼に似た人物に会って少しずつ17年前の記憶がよみがえり始めます

そしてこの「幸運の御守り」回の『御守り』という言葉をきっかけに

鮮明に17年前の羽田浩司との会話を思い出します

  

 その回想で若狭留美の視点で見ている羽田浩司がこう言います

羽田浩司「『遠見の角に好手あり』ってね・・・

     それでも僕を・・・殺すと言うんですか?」

 

若狭留美の回想で目の前にいる羽田浩司が誰かに殺すと言われています

誰が言ったか・・・ここがあらゆる読者の方が何故か気付かないポイントですね

 

僕は「そろそろ始動 ~ブログの予定と中期推理ポイント設定~」の記事で

こう言っていました

巷で言われている若狭先生と羽田浩司が恋人関係ではないこと

が分かる証拠が羽田浩司事件にはありそれを解説・証明する

この推理問題を中期に設定していました

羽田浩司事件の真相を考察する上で「考察に魔が差してしまうこと」

それが「羽田浩司と若狭留美が恋人関係にある」

あらゆる考察サイトで展開されている考察でした

 

真相は何なのか、シンプルに考えればはっきりします

羽田浩司が殺すというと言われた人物・・・

それは『浅香』ことアマンダ・ヒューズのボディーガードである若狭留美!!!

 

アマンダ・ヒューズのボディーガード「浅香」である若狭留美

雇い主であるアマンダがおそらく羽田浩司に殺害された事に気付き

感情が高まり、激高して羽田浩司を殺害しようとしたのでしょう

アマンダ・ヒューズと浅香の関係はただの『雇い主とボディーガード』

の関係だったのでしょうか?

僕にはそうは考えられません

 「アマンダはFBIやCIAに顔が利く人物・・・」

そして若狭留美は「薬であるAPTX4869について詳しい人物・・・」

『APTX4869を所持する羽田浩司が殺害しようと計画する人物である

アマンダ・ヒューズ、その背景を推し量ればあの3人全員が

組織に関係している事は間違いないでしょう』

そしてこの2人を見れば

浅香とアマンダ・ヒューズには

ただの雇い主とボディーガード以上の関係がある

そうとしか考えられません

浅香とアマンダ・ヒューズは雇い主とボディーガードの関係以上に

浅香が様々な理由で守らなければならない

浅香にとってとても大切な人物だった・・・!(※2)

 

だからこそ『若狭留美は羽田浩司を殺害する以外に考えられなかった』

と推し量ることができます

 

 

 若狭留美の回想で若狭留美がおおよそ「浅香」であることは容易に考えられます(※3)

回想は若狭留美視点であり、目の前にいる羽田浩司が真っ直ぐ見て

「それでも僕を殺すというんですか・・・?」と話し掛ける人物は

若狭留美以外にいないんです!!!(※4)

 

 

若狭留美のが回想する7年前の事件のシーンから

17年前の事件で四冠棋士羽田浩司を殺害した人物は・・・

アマンダ・ヒューズのボディーガード「浅香」

こと若狭留美なのです!!!

 

 「浅香」こと若狭留美が羽田浩司を殺害した状況証拠も発見しました

若狭留美は「それでも僕を殺そうと言うんですか・・・?」の会話の末に

倒れた羽田浩司に向かってこう言います

若狭「馬鹿な奴・・・」

その倒れたシーンの後に羽田浩司はAPTX4869を飲まされ

若狭留美に殺害されます

そこで

若狭留美の回想で「馬鹿な奴・・・」と言って羽田浩司の倒れた姿

黒田兵衛の羽田浩司事件を回想するコマの

事件後に撮られた写真の羽田浩司の姿』を比べてみてください

 

若狭留美の回想で倒れた羽田浩司の姿をよく見ると

顔の至るところに擦り傷の様なものが見てとれます

口元の傷も少しある様に見えます

そして黒田兵衛が思い浮かべる描写では羽田浩司事件当時の

亡くなった羽田浩司の姿が回想されています

 

ここで「若狭留美の回想で倒れた直後の羽田浩司の姿と

黒田兵衛が思い浮かべる羽田浩司の姿を見比べて」見てください

『なんと・・・!羽田浩司の口元の血が若狭留美の回想より伸びていること』が

伺えます

ここから羽田浩司の死の衝撃の真相が見えてきます。それは・・・

『羽田浩司を床に倒した若狭留美は羽田浩司に何かの液体と一緒に

APTX4869を飲ませて彼を殺害した・・・!!

飲ませる際に何かの液体が漏れて口元にあった傷から血が延びた・・』

 

そして、浅香である若狭留美は羽田浩司が倒れる時に

吐いた血を全て拭き取りました

それにより『羽田浩司は死因が不明のまま謎の死を遂げた』と

死亡原因を上書きしたのです

事実、事件後の情報であると考えられる黒田兵衛が思い浮かべる

17年前の亡くなった羽田浩司の姿の傍には

『浅香に倒された際に羽田浩司が吐いた大量の血が一つもありません』(※5)

これにより17年前の事件は殺人の線が薄くなり捜査も打ち切られ

『コナン達が事件のことを調べるまで迷宮入りしていたことになります』

 

いよいよ羽田浩司の謎の死の真相に辿り着きました・・・

この考察をさらに証明する状況証拠が明らかにされています

それは・・・

コナン「洗面所の蛇口の水も出しっ放しだったって書いてある」

 

そう・・・洗面所の蛇口の水も出しっ放しだったこと・・・

先程も触れましたが

「薬の効果を正常に発揮させるには何かの液体と一緒に服用すること」

毒薬でもあるAPTX4869を正常に使用するには

「対象となる人物に何かの液体や飲み物も一緒に飲ませる必要がある」

つまり「若狭留美は羽田浩司をAPTX4869で殺害する際に

洗面所の蛇口の水を飲ませた・・・!!」と考えると全てが繋がります

 

これで羽田浩司事件の真相と殺害の全容が分かりましたね

 

結論:羽田浩司事件の真相は・・・

『羽田浩司がアマンダ・ヒューズを自分の部屋に招待しそこで

ティーカップにAPTX4869を投入し飲ませてアマンダを殺害した

 

その後アマンダのボディーガード「浅香」こと若狭留美

アマンダの異変に気付く、雇い主のアマンダ・ヒューズを殺害された

若狭留美は怒り、激高し、羽田浩司の部屋に行く

羽田が抵抗するも格闘の末羽田は倒れる、そこで洗面所の蛇口の水を利用し

羽田浩司にAPTX4869を飲ませ殺害した』

 

これが考察して辿り着いた考え得る17年前の羽田浩司事件の全容です

 

いかがでしたでしょうか、情報がないと言われながらも

要所要所を掴んでいけばここまで考察できるのです

 羽田浩司事件の真相考察も一息、今回はまだここでは終わりません

続いてさらなる羽田浩司事件の真相について迫ってみようと思います

休憩しながらごゆっくりご覧ください

 

 エンジェル 幾重にも重なる意味

 

さてここからは『エンジェル』というワードを追いかけてみようと思います

名探偵コナン本編において『エンジェル』は何度も出てきています

それを少し紹介しようと思います

 

工藤新一と蘭がニューヨークにて階段の手すりから落ちそうになる

ベルモットと思われる通り魔を助けた後に

同じくベルモットと思われるシャロンが電話で蘭に言ったこと

シャロン「それより蘭ちゃんに伝えといてくれる?

     私にも天使「エンジェル」がいたみたいって・・・」

 

続いて2元ミステリーにおいてベルモットが狙う灰原を庇う蘭に言ったシーン

ベルモットMove it Angel !!

 

次は「裏切りの行方」にてポアロの梓に変装したベルモット

蘭に言ったこと

梓(ベルモット)

「ダメよエンジェル・・・貴方は入ってはダメ・・・

 この血塗られたステージには相応しくないわ・・・」

蘭「エンジェル?

梓(ベルモット)

「あ、ホラ!蘭ちゃんって天真爛漫だし」

 

こう言って蘭を制止します

その後にエンジェルというワードについて蘭は

蘭「(エンジェル・・・この呼ばれ方・・・どこかで・・・?)」

と以前呼ばれたことがあった様に思い気になってます

 

こうしてみるとおおよそ

エンジェルという言葉は「ベルモットと蘭の関係」だけに存在しそうですが

他にもエンジェルに関係したエンジェルが登場します

 

「トイレに隠した秘密」の回では

コナンと灰原の会話で灰原の両親「宮野夫妻」について触れられます

灰原「でも、どうやら噂通り・・・マッドサイエンティストの父

   はともかく母は無口で陰気で何を考えているか

   分からない人だったみたいね・・・」

コナン「バーロー、ただの噂だろ?勝手に決めつけてんじゃ・・・」

灰原「知ってる?私の母が組織で何て呼ばれてたか・・・

   ヘルエンジェル・・・地獄に堕ちた天使・・・」

コナン「よかったな灰原、お前の母さんは

    正真正銘のエンジェルだぜ・・・」

 

ミステリートレインでバーボンが灰原に変装した怪盗キッドと会話するシーン

バーボン「さすがヘルエンジェルの娘さんだ・・・

     よく似てらっしゃる・・・」

 

「トイレに隠した」回では「ヘルエンジェル」なる新しいワードが登場しました

ミステリートレイン」回での

バーボンは灰原に「さすがヘルエンジェルの娘さん」と言っています

灰原と安室のセリフを照らし合わせると

『灰原の母宮野エレーナは組織にて「ヘルエンジェル」と呼ばれており

 ミステリートレインの安室の発言からもそれは確かであると考えられる

ということが分かります

 

 僕パレントの考察では『若狭留美=宮野エレーナ』と考察しているので

よって『若狭留美=ヘルエンジェル』と繋がってきます

 

ここまで『エンジェル』と『ヘルエンジェル』それぞれのシーンを

追いかけてきましたがこの2つのエンジェルから考察できる事が1つあります

 それは・・・『ヘルエンジェルは元々エンジェルと呼ばれていたのではないか?』

というもの

 

それは『ヘルエンジェル』と呼ばれている宮野エレーナのここまでの経緯を

辿っていくと見えてきます

『ヘルエンジェル』とは

灰原が言う様に一般的な英語の直訳では『地獄に堕ちた天使』と考えられる

そこで宮野エレーナに関する事件・出来事を振り返ってみると繋がる点が見えてきます

灰原「父と母の研究所が火事になって

   薬の資料と一緒に2人とも焼死したのよ・・・

 灰原の母である宮野エレーナが務めている研究所が火事になって

両親ともに焼死したこの出来事が『地獄に堕ちた天使』を意味しているのではないか

と考えることが出来ます

 

 ここで僕は以前伏せったーにてこの研究所の火事と『地獄に堕ちた天使』とを

繋げる考察を残しています

7つめの新考察は初めての誰でも見られる先行考察!

ヘルエンジェルに関する新考察!
昔から物語でよく地獄の業火から帰ってきた(帰還した)なんてあるけど
彼女がまさにそれで研究所の火事からの復活で名付けられた

 

つまり研究所の火事・業火からのまさかの帰還から
それを称えて名付けられた、おそらくね

 

 と書いていました

つまりこう考えられるのです

『灰原の母宮野エレーナは組織にて最初は『エンジェル』と呼ばれていた

 しかし研究所の火事により死んだと思われていたが生還

 そこから地獄に堕ちて帰ってきた天使『ヘルエンジェル』と呼ばれ始めた』

 

つまり

『宮野エレーナはエンジェルとして誕生していたのではないか』

と考えられます

「宮野エレーナも組織に入った当初は『エンジェル』と呼ばれていた・・・」

 

 さあこのエンジェルが紡ぐストーリーの結末がやってきます

同じくの「幸運の御守り」回

そこで羽田浩司は『遠見の角に巧手あり』と若狭留美に言っています

それを思い出す若狭留美・・・

一体遠見の角とは何なんでしょうか・・・?

読者の皆さんは一度でもこの伏線について考えられたでしょうか

ではパレントの見解を書いていこうと思います

 

羽田浩司が持っていた『角行の将棋の駒・・・』

それが指す意味とは一体何なのか・・・特にヒントもありません・・・

そこで僕は気付きました・・・『角行の角を英語に訳すと・・・?』

 

 角・・・square; setae; horn; corner; antler; angle; seta; cornu; angulus; feeler

これだけの英語訳が出てきます

ここからストーリーに関係ありそうな言葉を抜き出すと・・・

 

       角・・・     Corner    Angle

 

この2つの言葉を見つけました

この言葉をそれぞれ考えてみると・・・

 

        Corner   =   CONAN

 

CONANという文字が出てきます

多少強引な感じはしますが、そしてもう1つAngleですが・・・

この言葉の文字のある部分を並べ替えると・・・

 

    Angle   [le]     [el]           

 

             ANGEL

 

そう・・・角を英語で意味するAngle(アングル)、その[el]を逆にすると

エンジェル・・・という言葉が浮き上がってくるのです・・・!!!

 

若狭留美は回想で羽田浩司を床に倒した際やその後で

若狭『馬鹿な奴・・・』

若狭『馬鹿な・・・馬鹿な・・・』

と負傷した右目を押さえながら言っています

おそらく右目は

『17年前の事件で羽田浩司に抵抗された時に負った傷で見えない』のでしょう

 

羽田浩司が殺される間際に見せた『遠見の角』とはどういう意味だったのか

CONANとANGELから辿っていくと見えてきます

羽田浩司は『遠見の角』とはどういう意味だったのでしょうか

若狭留美はそのシーンを思い出しながら

若狭『馬鹿な・・・馬鹿な・・・』

動揺や驚きにも似た様子を見せています

まさかそんな馬鹿な・・・と動揺しながら若狭留美は何を考えているのでしょう

ここから推し量れること・・・それはもしかして

『若狭留美の後悔』なのではないかと考えられます

それは・・・『まさかそんな意味だとは思わなかった・・・』という所に行き着いていくのではないでしょうか

羽田浩司が殺される目前に見せた『遠見の角に好手ありってね』対して

若狭留美が何かに気付いた後自然と出た言葉は・・・

若狭『馬鹿な・・・馬鹿な・・・』

行間を読んでいけば・・・こういう事であると考えられます・・・。

そしてその意味を、羽田浩司の「遠見の角」と若狭留美の「馬鹿な・・・」

を照らし合わせると一つの考えが浮かんできます・・・。

 

それは・・・「羽田浩司が殺される直前に言った『遠見の角に好手あり』とは・・・

『角・・・英語に訳すると『ANGEL』・・・

そう他ならぬ『エンジェルである若狭留美のこと』だった・・・

 

羽田浩司はAPTX4869を持ち組織のメンバーではあったが

RUMに反旗を翻す人物であったと考えられます

羽田は実はRUMに抵抗しようとしていたためアマンダを殺害した・・・

そのRUMに対抗する羽田にとって

『遠見の角』とは他ならぬ目の前の

「若狭留美-浅香-エレーナ-エンジェル」だった

角を、

『「遠見の角」が指す若狭留美を意味した御守り』

として大事に持っていた・・・


それを17年前「浅香」である若狭留美が理解できず

大切な雇い主であるアマンダを殺害されたため、羽田を殺害してしまった

その意味にようやく気付いた若狭留美は右目を抑えながら

「馬鹿な・・・馬鹿な・・・」と後悔したのです

『私の方が馬鹿な奴だった・・・と』

 

そして「遠見の角」の意味のさらなる意味にも気付きます

角の英語訳が意味する2つの言葉『CONAN』と『ANGEL』

『角という一つの言葉だけで工藤新一とエンジェル若狭留美

ダブルミーニングになる!』

「遠見の角は工藤新一=江戸川コナンとエンジェルである若狭留美

 繋げてくれたもの」になったのです

そこで『工藤新一=江戸川コナン』と『エンジェル=若狭留美』においても

仲間だと気付けた

そしてその時『工藤新一=コナン』とエンジェルの中で繋がったのです!!!

コナンは何らかの理由で若狭先生が敵ではないと考えていましたし

だからこそ若狭先生の前で麻酔銃を撃ち若狭留美もそれを見て微笑んだ

RUM編のクライマックスへ向けた強い繋がりが生まれた瞬間になったのです!!

 

そして若狭留美があの事件から現在も持っている角行の駒から

さらにもう1つ、ある人物へ至る考察が思い浮かびました

角行が成った時角は『龍馬』になる

この龍馬を英語にして並び替えると・・・

 

        RyOMA = AMuRO

 

                                            AMURO

 

(『工藤新一=江戸川コナン』と『エンジェル=若狭留美

その2人の繋がりを角行の背になり『龍馬』として支える人物・・・

(それが安室透であることはまだ誰も知る由もない・・・)

少し無理矢理な感じはありますが

安室はコナンと浅香を2人を陰から支える人物とも考えられますね

 

これが17年前の羽田浩司事件から「幸運の御守り」回に繋がる物語だったのです

若狭留美は本当の意味で「羽田浩司」はRUMに対抗する仲間だったと気付いた・・・

そして若狭留美もその「RUMに対する思いは羽田浩司と同じ」だった・・・

とANGELに繋がるストーリーから窺い知れます

「幸運の御守り」回の本当の意味での幸運の御守りとは・・・

『羽田浩司が大事に持っていた若狭留美を意味する御守りだった・・・』

何とも泣ける話ですね

若狭留美はRUMを憎んでいる、RUMへ対抗しようとしています

でも大切な仲間である羽田浩司を殺害してしまった・・・

だからここからはコナンサイドにも組織サイドにも付くことなく

映画の登場人物のキュラソーと同じように『無色透明』でRUMと戦っていくのでしょう

最後にハンカチに乗せてもらったクローバーを迷いなく風に飛ばしたのは

そういう『若狭留美の決意・・・』の様なものなのでしょうね

これからの若狭留美先生の活躍が楽しみです・・・!

 

 まとめと雑感

 

いかがでしたでしょうか

羽田浩司事件の考察からエンジェルの意味、そして遠見の角が指す意味を

辿りながら考察してきました

 17年前の事件から「幸運の御守り」回までこういう風に繋がっていたんですねー

とても感慨深く思いながら書きました

やはり謎の多い17年前の羽田浩司事件、羽田浩司と若狭留美の関係も

「一言では言い表せない関係」と言えそうですね~

ぜひ皆さんこのブログを少しずつ進めながら読んでもらえると

「あ~~確かに、こういう感じっぽいよね~」と受け取って貰えるのではないかと

思います

時間掛けて書いた大作!?とも言えそうなのでスルメの様にお楽しみください

それではまた次回に・・・!

 

 

考察脚注

----------------------------

 ※1

新一のケースは殴られて気絶していた

その後目を覚ますと幼児化していた

薬を飲んでから薬の効果が出るまでタイムラグがある可能性がある

通常の薬の効果が効き始める時間を考えても

アマンダがティータイムを終え自分の部屋に戻る事は十分に可能

 

※2

さらに考えられることが1つ・・・

『アマンダが17年前の当時のRUM、その人であった・・・という可能性』

アマンダは羽田とのお茶会を終えてから浅香を殺害しようとしていた

のかもしれません

しかし、そこでアマンダ・ヒューズは羽田浩司に殺害されてしまった・・・

ゆえに「RUMは浅香を殺害できなくなってしまった・・・」

結果『RUMが抜かった仕事』となった・・・とも考えられます

この説を補うのがアマンダ・ヒューズの容姿です

アマンダ・ヒューズに関しては『性別』が明らかになっていません

男性のようにも女性のようにも見える

そして身長は高そうでRUMの特徴である『屈強な大男』の要素も持つ

見た目は『年老いた老人の様にも見える』

 

そう・・・アマンダ・ヒューズは

背の高い大男に見える『屈強な大男』の一面も持ち

性別は謎でカールも巻かれていて『女のような男』にも見えて

髪は白髪でしわもうかがえる『年老いた老人』にも見える

つまり・・・

『アマンダ・ヒューズはRUMの3人の特徴を全て一人で満たしている人物』であると考えられるのです!!

よって『アマンダ・ヒューズは17年前当時のRUMである!!!』

という可能性も考えられます

 

この説から考えれば

若狭 殺害→羽田浩司 殺害→ アマンダ・ヒューズ 殺害予定→ 若狭

と17年前の事件の現場にいた3人は『3すくみ』の様な関係だったのかもしれません

 羽田浩司がRUMであるアマンダを殺害したため

17年前の事件で若狭留美だけが生き残った・・・のかもしれません

組織のNo.2『RUM』がボディーガードを付けていても何ら違和感はありませんからね

 

では17年後の現在、コナンたちが暴こうとしているRUMは何なのか

一見矛盾する様に見えますが、そこは読者の皆さんが

考えを巡らせて頂ければ、と思います

僕は既にRUMの情報に関する考察もRUMの正体考察も終えています

17年後のRUMについては引き続き記事にしていきますよ~

 

 ※3

アマンダはおそらく羽田浩司が若狭留美視点の回想で語りかける時に

もう既に亡くなっている

アマンダと羽田浩司以外にあの事件に関係している人物は

浅香或いはRUM以外に述べられていない

よって若狭留美視点で17年前の事件の回想が示された事により

『浅香=若狭留美』であることが明らかにされた

 

羽田浩司が浅香(若狭留美)との格闘で倒れた際に

床に大量の血が溢れ出ている

浅香はいかにしてハサミを持ち抵抗する羽田浩司を倒したか

それはおそらく「殴打」か「蹴撃(蹴り倒す)」によるもの

それにより羽田浩司は大量に血を吐いて倒れた

羽田浩司と対峙して会話する接近肉弾戦に長ける若狭留美の行動が

『アマンダのボディーガードを務める浅香の人物像と完全に一致する』

若狭留美は帝丹小の先生としてもその護衛能力を用いてコナン達を

数々の事件の犯人から何度も守っている

若狭留美の17年前の事件の回想の出来事・行動から浅香である事が判明した

 

※4 

この事実に辿り着けない様にする情報が

「羽田浩司と若狭留美は恋人同士だった」という考察ではないかと考えます

大切な恋人なら殺害しようと考えるでしょうか

それは考え難いのではないかという見解に至りました

 

そして僕がこのブログで最初に書いた記事に

若狭先生は宮野エレーナ!!

と書きました、それは若狭留美がAPTX4869使用者リストを持っていること

からも薬に関して詳しい事が明らかだからです

それに若狭留美は白いハンカチを持ち女性と考えられ回想で17年前の事件に

深く関わっていることがこの回にて明らかにされています

そしてアマンダ・ヒューズと同じく羽田浩司も死因が不明であり

APTX4869使用者のリストに「羽田浩司」の名前がある通り

羽田浩司は誰かにAPTX4869を飲まされて殺害さたことが確かな証拠となります

 

 

※5 新考察脚注

仮に浅香(=若狭留美)が羽田浩司を倒したことと

羽田浩司が吐いた大量の血を拭き取り

羽田浩司にAPTX4869を飲ませた人物が別人であるならば

「紅の修学旅行」で若狭留美が工藤新一の情報を探し

APTX4869の服用者リストを見ているシーンで

「APTX4869服用者の名前の一覧に

羽田浩司の名前があることに違和感を抱かないと辻褄が合わなくなります」

なぜなら自らが17年前の事件当時に羽田浩司に

APTX4869を服用させていないにも関わらず服用者リストに名前があれば

それは「若狭留美にとって誰が羽田浩司に薬を飲ませたのか謎」になります

しかし若狭留美はPCの前で

「工藤新一と羽田浩司両名の名前があることに何の違和感もなく

フッと不適な微笑みを浮かべていた」

この事から

『浅香である若狭留美が薬を飲ませて羽田浩司を殺害したことは確定』

ということになります

「RUMに敵対していると考えられる浅香がRUMと共謀して

羽田浩司に薬を飲ませ殺害した」、と言うことも考え難いと言えます

 

※6

まあ紅茶でなくても皿にも指紋があったとのことなので

ケーキの方にAPTX4869が入れられていても構いません

ケーキの中に入っていたのなら噛んだ時「異物に気付く可能性」

があると考えられます

ソファやドアノブにも指紋は発見されていて

捜査からそれらからは毒物は発見されていないのは間違いありません

なぜならソファやドアノブから毒物が検出されているなら

警察・検察は「毒殺」の線を追いますし体内に毒物が検出されれば

そこからも毒殺は追えます

アマンダの体内・ソファやドアノブ・フォーク・ティーカップ

指紋が検出された箇所も含めた全てから毒物が検出されずに

アマンダ・ヒューズは亡くなった

だからこそ当時のアメリカ国内の警察・検察も「謎の死」と結論を出した

と考えられるのです

 

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