シュワシュワセオリー

人狼殺のセオリーや名探偵コナンの真相推理がメインの推理ブログ

考察の果実 Vol.3 ~ 質の高い仮定を作り出すことが質の高い推理を生み出していく ~

 
 
 

 

読者の皆さんこんばんは~、コナン考察をしているパレントです

ずっとツイートばかりしていてブログの方おやすみしていてごめんなさい

そうこうしている間に

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アクセス記録

ブログアクセスも1100を突破!

 

Twitterに呟いた通り、考察の果実の更新を中心に気合を入れてw

もう1度考察記事を書いていこうと思っています、ぜひご期待ください

 

 

 

さて今回は考察の果実 Vol.3』になりますね

今回は僕がずっとブログの更新をサボっていた間

ツイートしていた事を中心に

『質の高い考察から繋げる質の高い推理』

このことを中心にお伝えしていこうとおもいます

 

考察の果実も3つめ、そろそろパレント流の

実践的な推理法をお伝えしていこうと思います

 

1.考察のための点をいくつか集める

 

1つめは基本的な推理法というか

推理の基本的考え方ですね

 

仮定が点と線を紡ぎ真相を明らかにする

1点2点、1本2本あれば十分繋がるんだよ

キャラクターのほんの少しの会話から色んな事が分かるんだよ

Twitterで僕はこう呟いていました

 

例えば普通に読んでいるだけでは

世良真純とメアリーがコナンや赤井以外と

どんな関係を持っているのか少し分かりにくいですよね

 

まだ世良真純やメアリーには明らかになっていない

不明な事が多い

そんな中で例えば世良真純とメアリーの羽田家との関係を考えるにはどうすればいいか

 

それは「作中に幾つもある点をまず丁寧に拾っていくこと」です

 

1つ目の点(a)は赤井家次男の秀吉が羽田家の養子に入ったこと

 

「婚姻届のパスワード」で

婚姻届に羽田秀吉の名前が書かれていて

 

「赤い女の惨劇」にて世良真純

真純 「パパが死んだりとか、色々あってね・・・

ボクはママの旧姓の世良だけど、

真ん中の兄貴も高校を卒業するまでは世良だったよ・・・」

と2番目の兄である秀吉について語っています

つまり2番目の兄貴は高校卒業した後

9年前に羽田家の養子になった、という事が分かります

羽田秀吉は「羽田浩司」と書かれた、おそらく羽田浩司から貰った扇を持っています

秀吉と羽田浩司・羽田家との関係がここで分かります

 

2つ目の点(b)は堀田凱人の事件での世良たち2人の羽田浩司という人物への反応

 

堀田凱人が登場する「霊魂探偵殺害事件」にて

小五郎が堀田凱人が羽田浩司について触れていたことを話します、その時の二人の反応が・・

真純「は・・、羽田・・・」

メアリー「浩司!!」

といったもの、2人が羽田浩司を知っているかの様に

明らかに羽田浩司というワードに2人が驚きとともに反応していると分かります

ここでもう1つ世良たちと羽田家の点が浮かび上がります

 

3つ目の点(c)は羽田浩司が17年前に謎の死を遂げたこと

 

17年前、チェスの大会に出場するために訪れたアメリカのJuke Hotelに宿泊していました

そしてそのホテルで羽田浩司は何者かに殺害されてしまいます

死因も謎のままとされています

 

この3つの点を使ってさらに考察していきましょう

 

2.集めた点を線に繋げていく

 

1.考察のための点をいくつか集める、で

拾った点は3つ

a「赤井家2番目の子、秀吉は高校卒業後9年前に羽田家の養子になっている」

b「世良と領域外の妹は羽田浩司を知っている」

c羽田浩司は17年前何者かに殺害される」

 

この3つの点が明らかになりました

2.集めた点を線に繋げていく、では

この集めた2つの点を照らし合わせて仮説を立てていきます

点を照らし合わせて繋ぎ合わせて線にしていくことで点で分かったことより多くの事が考えられるようになります

「メアリーと真純が羽田浩司の名に反応したこと」と

「羽田秀吉が羽田浩司の扇子を持っていること」

この2つの点から

世良真純とメアリー、それに羽田秀吉の全員が羽田浩司を知っている」ことが考えられます

点を照らし合わせて1つの線が生まれましたね

羽田浩司本人を知っているだけでは二人はあれだけ驚くことはないだろう事から

世良真純とメアリー・秀吉は羽田浩司と面識があった」ことが考えられます

新しく生まれた上記の線と

「秀吉は9年前に羽田家の養子になった」

この点を照らし合わせます、すると

「赤井家2番子の秀吉が羽田家の養子に入れるくらい

赤井家と羽田家は親しい関係にあった」

という新しい仮説が生まれました

 

お互いの親の同意がなければ養子になることは難しい、ことは容易に考えられます

そしてそれは両家が親しい関係にあることを意味します

加えてこの新しい仮説は「3人が羽田浩司と面識があった」この線を裏付ける証明にもなります

 

この様に作中に描かれた何気ない情報でも

1つ2つと見つけてそれらと照らし合わせて行く事で

より大きく詳細な仮説・情報を作り出す事ができます

 

そして次はその新しく作り出す事が出来た大きな仮説をこれまで見つけた点と照らし合わせていきます

 

3.新しく生まれた仮説と見つけた点を何度も比較する

 

いよいよ3番目の仕上げの部分ですね

普通なら2番目の新しく生み出された仮説で十分なところです

特に「赤井家と羽田家のザッとした関係を把握するぐらいなら」

多くの人がここで止まってしまっていると僕は感じています、ですが

「1歩その先へ進んでこそ質の高い推理が出来る」

僕はそう思います、それではやっていきましょう

 

2番目の過程で新しく作り出す事が出来た

「赤井家2番子の秀吉が羽田家の養子に入れるくらい

赤井家と羽田家は親しい関係にあった」

この新しい仮説をさらに活用していきます

この仮説と3番目に見つけた点(c)とを照らし合わせていきます

 

赤井家2番子の秀吉が羽田家の養子に入ったのが9年前

羽田浩司が亡くなったのが17年前になります

 

ここで分かる事は「秀吉が羽田家の養子になったのは

17年前の羽田浩司がホテルで殺害された後だった」

ということ

 

仮に17年前の事件に「赤井家の両親と羽田家の両親が関わっていたら」

両家の関係は悪くなり「秀吉が羽田家の養子には入れなかったであろう」ことが考えられます

 

つまり17年前に羽田浩司が殺害された後にも

表向きには「赤井家と羽田家、両家の関係は物語の現在まで良好な関係で続いていること」が分かります

なぜ物語の現在まで続いていると言えるのかと言えば

それは「秀吉が現在も羽田家の子であること、

秀吉が棋士を続けていること」から分かります

もし両家の関係が悪化すれば養子の解消や

秀吉の身に危険が及ぶことも考えられるからです

 

でもそれはなく現在も秀吉は羽田家の人間として

棋士を続けていることからそれはない、と判断できます

「表向き」としたのは羽田家が組織に関係している

可能性が考えられること

メアリーは幼児化している、そして真純には

「解毒剤を手に入れたら反撃に出るぞ」という発言していることから

「意図して幼児化したわけではないこと」が分かります

仮に両家どちらかが組織に関係しているかと言えば

それは「おおよそ羽田家である」、と言えます

 

つまり『羽田家が組織に関係しているとしても

世良真純とメアリーはそれを知らず、知らないまま

これまで交流してきた両家のまま良好な関係を続けている』考察できます

表向き・・というのはそういう意味ですね

 

そして現在世良真純とメアリーはホテル暮らしの生活をしています

しかもなかなか高級なホテルに住んでいます

そのことについて鈴木園子と世良真純

園子「でもホテル暮らしなんて実はどこかのお嬢様だったりして?」

真純「昔から世話になってるパパの友人が金持ちなんだ! 

と生活資金を援助してくれていることを話しています

 

世良真純とメアリーに援助している人物は

何人か考えられますが

2段階目で生まれた仮説

「赤井家2番子の秀吉が羽田家の養子に入れるくらい

赤井家と羽田家は親しい関係にあった」

この仮説では秀吉や世良真純たちの反応を見て

赤井家と羽田家は仲が良かったんだな

ということくらいしか分かりません

しかし、3段階目の新しい考察

「赤井家と羽田家、両家の関係は物語の現在まで良好な関係で続いていること」

でははっきりと「現在も赤井家と羽田家の関係は良好である」と考えることができます

この2段階目の考察と3段階目の考察の違いが

次なる幾つもの考察において影響してくるのです

 

3段階目まで1歩、さらに1歩踏み込むことで

世良真純が話すパパの友人とは羽田家両親が第1・第2候補、有力には考えられるな」

と深く入り込んだ考察が可能になります

そしてこれだけ考えられれば世良真純やメアリー

秀吉や羽田家近辺についての考察も格段に直感的に楽に考えることができます

 

そして少し前に発売されたサンデーの

「時の流れを・・・」では

メアリーが「お父さんの友人の羽田さん覚えてる?」

と話しています

 

そうです、ここまで話してきた仮説・線・点が

このメアリーの「たったひとつの」発言に全て繋がってきました

おそらく世良真純とメアリーの生活資金を

援助しているのは羽田家のお父さんである」

と推理、おおよそ結論付けられます

3つの点から組み合わせて考えてきただけにも関わらず

真相に近いところまで辿り着くことができました!!

 

いかがでしたでしょうか

長々と仮説を立てたり一歩踏み込んだ考察を生み出す過程をなぞってきました

 

『幾つかの点を集め、それらを照らし合わせ線を作り、仮説を立てる

さらに仮説と点を照らし合わせ、質の高い推理を生み出して結論付ける』

 その繰り返しで何となく理解していた登場人物の人間関係や

言動・行動であっても、照らし合わせていくことで

「最初に集めた点からは想像も出来ないほど多くの事が分かるようになってきます」

 

「みる限り赤井家と羽田家は何となく仲良いんだろうな~」という認識から

「現在も赤井家と羽田家は良好な関係で仲が良い」という認識に変われば

それだけで両家の伏線への考えもより意識的になり考えやすくなります

これが

「質の高い仮定を作り出すことが質の高い推理を生み出していく」

ということ、なんですよ

 

僕パレント流の推理方法、ぜひ皆さん参考にしてみてください

考察の果実 Vol.3でした~、それではまた~